2016.6.7 火曜日
プロジェクトマネージャーの柳本です。
今年も梅雨に入りましたね・・・。平年より3日早く、昨年より2日遅いのだとか。
イチョウ並木の日本大通り。季節によりいろいろな景色を見せてくれます。
濡れたイチョウの葉の中に見える重厚な建物。
出勤前によくコーヒーを買うお店の横にあるその建物は・・・
昭和4年に建設された旧横浜商工奨励館の正面を残し高層棟を増築リニューアルした「横浜情報文化センター」です。
日刊新聞発祥の地ということもあり、日本新聞博物館が入っています。
↓ 昭和の時代に活躍した輪転機が。
この建物の前身、横浜商工奨励館は、古くからあったアメリカ領事館が関東大震災で全焼した跡地に震災復興の拠点として建てられたそうです。
46年間横浜商工会議所として使われ、戦後は横浜税関が使用していたことも・・・
↓ 石造りの内装。
歴史の重みを感じますね。その後、20年間空家となり取り壊される予定だったとか。
建物保存の声があったり、建物の下に計画されていた地下鉄計画がみなとみらい線に変更になったことで存続することになったようです。
現在は、1階の玄関まわりや室内の階段、3階の旧貴賓室で当時のものを感じることができます。
旧貴賓室は、復興状況を視察した昭和天皇の休憩所として使われたそうです。
横浜市認定歴史的建造物にも認定され、戦前の歴史ある建物をリニューアルし後世に残しています。
古くても歴史を感じ味わいを感じる建物。好きです・・・。
濡れたイチョウ並木を歩きながら、歴史を感じてみては。
梅雨も楽しく過ごせるかも?